1920s】。1930年代頃のフランスのセットアップ。ジャケットとトラウザーズが揃った、当時のフォーマルウェアです。後述する手書きのメモ紙と、同年代のセットアップ用ヴィンテージハンガーをお付けします。ポケットに手書きのメモ紙が入っており、そこには 「Costume de mariage à René Billereau 1938 1939」 と記されておりまして、「レネ・ビエールの結婚式の衣装」という意味になります。当人物ですが、恐らくフランスの政治家 René Billèresではないかと思われます。レネは1910年8月29日にフランス・オート=ピレネーのGer(ジェール)に生まれ、後に国民教育大臣などを務めた人物です。資料によると、1937年頃に結婚したことが確認できます。Belle Jardiniere等の百貨店のタグも無く、おそらく実際の結婚式に際し、当時のテーラーによってオーダーメイドで仕立てられたものと思われます。全てハンドで仕立てられたもののようで、襟裏のステッチワーク、身体に沿う古いカッティングパターン。生地はウールの繻子織りで、端的に言うとウールのモールスキンです。コシがあり深みのあるいい生地です。この年代のものとしては驚くほどコンディションが良く、虫食いや大きなダメージも見られない非常に良好な状態です。袖裏まで古いストライプの裏地が付きますが、汗による黄ばみ、変色等もほぼなく、パンツには針シンチのサイドアジャスターが付きますが針が刺された形跡も1箇所しかありません。結婚式での着用後、大切に保管されていたのかと思われます。古いサックはサイズが極端に大きかったり小さかったりするものも多い中、こちらは172cm・標準体型でジャストに着用できる非常に良いサイズ感。176cmの細身の方ぐらいまでなら問題無く着用できるかと。肩幅 42cm着丈 73cm身幅 45cm (着用した際に立体的に身体に沿う構造なので横幅が+3cm前後あります)袖丈 62cm年代、コンディション、サイズ、そして所有者の結婚式にまつわる記録まで残っていることを含め、非常に資料性の高いスペシャルピースです。古い衣服・ヴィンテージ品にご理解のある方に。